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【舟武の由来】
もともと実家が芝浦で漁師をやっていました。
カウンターの上にその当時の「櫓(ろ)」(屋号入り)を飾っておりますが。握り手のところがヒノキ、水につかる方は赤カシで造られたものです。
子供の頃、お天道様の出る日は毎日 漁を手伝ってました。
夏はうなぎ、穴子、ワタリガニ、冬は海苔の種付けのためにベカ船に乗りました。
昔の釣りは面白かった。
品川あたりの伝統的な漁の仕方で「ボサ漁」ってご存じでしょうか?
ボサとは、木や竹笹の枝を束ねたもので、それを海に沈めて、数日おいてから
静かに網ですくい上げると、ボサに住み着いたカニやエビ、小魚が獲れるんです。
漁師の家で8人兄弟の末っ子に育った私は、就職するも会社勤めが肌に合わず、料理人の道に入りました。荏原町で最初に店を出すときのことです。ちょうど羽田沖の空港整備のため、実家が漁をやめてオカに上がるということになりました。そこで「櫓」が不用になったので店で飾るにはちょうどいいと思って、もらうことにしました・・・
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